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妊娠初期、中期、後期に現れる体の症状とは
妊娠すると様々な体の変化が起こり、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
特に、初めての妊娠では、驚きの連続で、妊娠する前には予想もしなかったようなことが自分の体に次々と起こります。
妊娠初期、中期、後期に現れる体の症状とその原因について、簡単にご紹介します。
つわり、お腹が張る、腰が重く感じる、トイレが近くなる、便秘気味になる、疲労感、めまい
妊娠すると、子宮の赤ちゃんを育てるためにホルモンバランスが急激に変化します。
特に、妊娠時に多く分泌される女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠を継続するために必要なホルモンであり、基礎体温を上げる働きをもっています。妊娠初期のうちは基礎体温が高い状態が続くため、常に微熱があるような、ボーッとするなどの症状を感じる妊婦さんもいるようです。
プロゲステロンは基礎体温だけでなく、眠気にも作用します。
貧血、手足や顔がむくみやすくなる
貧血貧血、手足や顔がむくみやすくなる 貧血は「赤ちゃんを守るため」と「血液が変化するために」に起こります。 お腹の赤ちゃんは、血液から酸素や栄養を吸収します。妊娠中は赤ちゃんを優先するため、母体は栄養不足気味になり貧血になってしまいます。 また、妊娠中は赤ちゃんに栄養を届けようと血液量が増えるため、血液の中の赤血球の増えるスピードが追い付かず、血中濃度が薄くなり、貧血になりやすいです。
むくみ むくみは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、妊娠していない時でも、排卵から生理までの間は特にむくみやすい状態になります。 そして、妊娠すると出産までの間に、この黄体ホルモンの分泌量は右肩上がりで増えるため、さらにむくみやすくなります。 特に、妊娠中期から後期にかけては体内の血液の量が増加することから、むくみやすさが増します。 不快感はあるものの、日常生活に影響がない程度のむくみであれば、健康な妊婦さんの約8割に起こると言われています。
背中や腰が痛む、胸やけがする、動機、息切れ、トイレが近くなる
背中や腰の痛みの原因とは
反り腰の姿勢 お腹が大きくなってくると、体の重心が前に移るため、どうしても上半身を反らした姿勢(反り腰)で立ったり、座ったりするようになります。そのため、背中から腰にかけて負担が大きくなり、腰痛になることがあります。
ホルモンの作用 妊娠すると、リラキシンという女性ホルモンが胎盤から分泌されます。リラキシンには、出産のとき赤ちゃんがスムーズに狭い骨盤を通れるように、骨盤の関節や靱帯を柔らかくする作用があります。 そのため大きいお腹を支える力が弱くなり、腰に負担がかかってしまいます。
心理的不安 出産には「スムーズに出産できるかな」といった不安がつきものです。 心理的なストレスによって、自律神経のバランスが乱れてしまうと、胃腸に悪影響を与えます。胃腸の症状は、胃の裏側にある背中の神経に伝わって痛みを引き起こし、痛みがひどい場合、腰まで広がることがあります。
妊娠初期、中期、後期に現れる体の症状
初期:つわり、お腹が張る、腰が重く感じる、トイレが近くなる、便秘気味になる、疲労感、めまい
中期:貧血、手足や顔がむくみやすくなる
後期:背中や腰が痛む、胸やけがする、動機、息切れ、トイレが近くなる
人によって症状の現れ方はさまざまです。
妊娠初期には、細胞や血を作るのに必要な葉酸や鉄分などは意識的に摂取量を増やしておくと良いでしょう。
特に葉酸は、不足しがちな栄養素であるにも関わらず胎児の先天性異常のリスクを低下させる働きを持つため、厚生労働省からも進んで摂取するよう呼びかけられています。
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妊娠すると様々な体の変化が起こり、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
特に、初めての妊娠では、驚きの連続で、妊娠する前には予想もしなかったようなことが自分の体に次々と起こります。
妊娠初期、中期、後期に現れる体の症状とその原因について、簡単にご紹介します。
1.妊娠初期(4~15週)
2.妊娠中期(16~27週)
3.妊娠後期(28週から39週)
4.まとめ
妊娠初期(4~15週)
現れる症状
つわり、お腹が張る、腰が重く感じる、トイレが近くなる、便秘気味になる、疲労感、めまい
原因
妊娠すると、子宮の赤ちゃんを育てるためにホルモンバランスが急激に変化します。
特に、妊娠時に多く分泌される女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠を継続するために必要なホルモンであり、基礎体温を上げる働きをもっています。妊娠初期のうちは基礎体温が高い状態が続くため、常に微熱があるような、ボーッとするなどの症状を感じる妊婦さんもいるようです。
プロゲステロンは基礎体温だけでなく、眠気にも作用します。
妊娠中期(16~27週)
現れる症状
貧血、手足や顔がむくみやすくなる
原因
貧血貧血、手足や顔がむくみやすくなる
貧血は「赤ちゃんを守るため」と「血液が変化するために」に起こります。
お腹の赤ちゃんは、血液から酸素や栄養を吸収します。妊娠中は赤ちゃんを優先するため、母体は栄養不足気味になり貧血になってしまいます。
また、妊娠中は赤ちゃんに栄養を届けようと血液量が増えるため、血液の中の赤血球の増えるスピードが追い付かず、血中濃度が薄くなり、貧血になりやすいです。
むくみ
むくみは、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、妊娠していない時でも、排卵から生理までの間は特にむくみやすい状態になります。
そして、妊娠すると出産までの間に、この黄体ホルモンの分泌量は右肩上がりで増えるため、さらにむくみやすくなります。
特に、妊娠中期から後期にかけては体内の血液の量が増加することから、むくみやすさが増します。
不快感はあるものの、日常生活に影響がない程度のむくみであれば、健康な妊婦さんの約8割に起こると言われています。
妊娠後期(28~39週)
現れる症状
背中や腰が痛む、胸やけがする、動機、息切れ、トイレが近くなる
原因
背中や腰の痛みの原因とは
反り腰の姿勢
お腹が大きくなってくると、体の重心が前に移るため、どうしても上半身を反らした姿勢(反り腰)で立ったり、座ったりするようになります。そのため、背中から腰にかけて負担が大きくなり、腰痛になることがあります。
ホルモンの作用
妊娠すると、リラキシンという女性ホルモンが胎盤から分泌されます。リラキシンには、出産のとき赤ちゃんがスムーズに狭い骨盤を通れるように、骨盤の関節や靱帯を柔らかくする作用があります。
そのため大きいお腹を支える力が弱くなり、腰に負担がかかってしまいます。
心理的不安
出産には「スムーズに出産できるかな」といった不安がつきものです。
心理的なストレスによって、自律神経のバランスが乱れてしまうと、胃腸に悪影響を与えます。胃腸の症状は、胃の裏側にある背中の神経に伝わって痛みを引き起こし、痛みがひどい場合、腰まで広がることがあります。
まとめ
妊娠初期、中期、後期に現れる体の症状
初期:つわり、お腹が張る、腰が重く感じる、トイレが近くなる、便秘気味になる、疲労感、めまい
中期:貧血、手足や顔がむくみやすくなる
後期:背中や腰が痛む、胸やけがする、動機、息切れ、トイレが近くなる
人によって症状の現れ方はさまざまです。
妊娠初期には、細胞や血を作るのに必要な葉酸や鉄分などは意識的に摂取量を増やしておくと良いでしょう。
特に葉酸は、不足しがちな栄養素であるにも関わらず胎児の先天性異常のリスクを低下させる働きを持つため、厚生労働省からも進んで摂取するよう呼びかけられています。