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産後の尿漏れの原因と、気をつけたいポイント
「尿漏れは恥ずかしい」という気持ちから、知られたくない、気づかれたくないと1人で悩まれている方も決して少なくありません。尿漏れが始まるきっかけとして最も多いのは、妊娠・出産で、加齢や体重の増加などでも生じます。
妊娠・出産をすると、どうして尿漏れをしやすくなるのでしょうか? 今回は、産後の尿漏れついてご紹介します。
妊娠中や産後に骨盤底筋にが緩んでしまい、ダメージを受けた結果、尿漏れを発症する人は多くいます。 妊娠中や産後は多くの人が経験するものですので、決して特別なことではありません。40歳以上の女性の2人に1人が、尿もれの経験があるとされています。 出産でダメージを受けた骨盤底筋は、順調にいけば産後1~2ヶ月で回復してきます。そして、出産後の尿漏れは、およそ1年後には9割の人が改善するといわれますので安心してくださいね。
妊娠・出産時には、骨盤底筋という女性の排泄を担っている筋肉が緩んでダメージを受けてしまうことがあります。 この骨盤底筋が緩み、ダメージを受けてしまうと、尿意を感じやすくなり尿道をしめる筋肉の機能が低下して尿漏れが起こりやすくなります。特に難産だった人は、年を重ねると妊娠・出産で傷んだ骨盤底筋の古傷が顔を出し、50歳を過ぎてから尿漏れを再び経験する人が増えていきます。 産後の尿漏れを防ぐためには、骨盤底筋にできるだけ負担をかけないことが大切になります。分娩時間が短いほうが、骨盤底筋への負担は少ないので、妊娠中の太りすぎや妊娠高血圧症などには気を付けましょう。
・妊娠中や産後に尿漏れが頻繁にある ・分娩の途中、子宮口が開いてから子どもが産まれるまで5時間以上かかった ・3500g以上の大きな赤ちゃんを産んだ ・産後1週間経っても、子宮が下がっている ・35歳以上になって初めて出産した(帝王切開は除く) ・3人以上の経産婦の人
上記に当てはまる方は、骨盤底筋への負担が大きかった可能性があります。 骨盤底筋を鍛えると尿漏れは改善されてきますので、会陰の痛みが治まる時期を目安(産後1か月くらいを目安)に骨盤底筋トレーニングを始めることをおすすめします。それ以降も習慣として続ければ、中高年期の尿漏れを防ぐことが期待できます。
産後すぐ、ガードルを着用すると子宮や膀胱を下にさげて、骨盤底筋や靭帯に負担をかけることになってしまいます。骨盤底筋の回復が遅くなると尿漏れが長引く原因になってしまいますので、産後4週間以上はきついガードルを着用するのはやめて、体を休ませましょう。同じ理由で、腹筋運動もこの時期は控えましょう。
骨盤底筋が弱ると、尿漏れや頻尿の他にも、ボディラインが崩れやすくなるとも言われています。 ぽっこりお腹やタレ尻、猫背や、太脚など。その他、肩こりや腰痛が慢性化したり、浅い呼吸にも影響があると言われています。 さらには、臓器脱がおきることもあり、生活スタイルが変わってしまうことも少なくありません。
妊娠・出産がきっかけで、始まることの多い尿漏れですが、出産後1年ほど経つと治まることが多いものの、年齢を重ねるとまた尿漏れが始まるケースがたくさん見られます。尿漏れの症状が出ている人はもちろん、症状が出ていない人も、骨盤底筋を鍛えることを習慣にして尿漏れに悩まない体作りをしたいですね。
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「尿漏れは恥ずかしい」という気持ちから、知られたくない、気づかれたくないと1人で悩まれている方も決して少なくありません。尿漏れが始まるきっかけとして最も多いのは、妊娠・出産で、加齢や体重の増加などでも生じます。
妊娠・出産をすると、どうして尿漏れをしやすくなるのでしょうか?
今回は、産後の尿漏れついてご紹介します。
1.産後の尿漏れは誰にでも起こりえる
2.産後の尿漏れの原因とは
3.産後のガードル着用には注意
4.尿漏れ以外に現れる症状とは?
5.まとめ
産後の尿漏れは誰にでも起こりえる
40歳以上の女性の2人に1人が尿漏れの経験あり
妊娠中や産後に骨盤底筋にが緩んでしまい、ダメージを受けた結果、尿漏れを発症する人は多くいます。
妊娠中や産後は多くの人が経験するものですので、決して特別なことではありません。40歳以上の女性の2人に1人が、尿もれの経験があるとされています。
出産でダメージを受けた骨盤底筋は、順調にいけば産後1~2ヶ月で回復してきます。そして、出産後の尿漏れは、およそ1年後には9割の人が改善するといわれますので安心してくださいね。
産後の尿漏れの原因とは
骨盤底筋のダメージが尿漏れへ
妊娠・出産時には、骨盤底筋という女性の排泄を担っている筋肉が緩んでダメージを受けてしまうことがあります。
この骨盤底筋が緩み、ダメージを受けてしまうと、尿意を感じやすくなり尿道をしめる筋肉の機能が低下して尿漏れが起こりやすくなります。特に難産だった人は、年を重ねると妊娠・出産で傷んだ骨盤底筋の古傷が顔を出し、50歳を過ぎてから尿漏れを再び経験する人が増えていきます。
産後の尿漏れを防ぐためには、骨盤底筋にできるだけ負担をかけないことが大切になります。分娩時間が短いほうが、骨盤底筋への負担は少ないので、妊娠中の太りすぎや妊娠高血圧症などには気を付けましょう。
・妊娠中や産後に尿漏れが頻繁にある
・分娩の途中、子宮口が開いてから子どもが産まれるまで5時間以上かかった
・3500g以上の大きな赤ちゃんを産んだ
・産後1週間経っても、子宮が下がっている
・35歳以上になって初めて出産した(帝王切開は除く)
・3人以上の経産婦の人
上記に当てはまる方は、骨盤底筋への負担が大きかった可能性があります。
骨盤底筋を鍛えると尿漏れは改善されてきますので、会陰の痛みが治まる時期を目安(産後1か月くらいを目安)に骨盤底筋トレーニングを始めることをおすすめします。それ以降も習慣として続ければ、中高年期の尿漏れを防ぐことが期待できます。
産後のガードル着用には注意
産後すぐガードルを着用すると尿漏れを長引かせる原因に
産後すぐ、ガードルを着用すると子宮や膀胱を下にさげて、骨盤底筋や靭帯に負担をかけることになってしまいます。骨盤底筋の回復が遅くなると尿漏れが長引く原因になってしまいますので、産後4週間以上はきついガードルを着用するのはやめて、体を休ませましょう。同じ理由で、腹筋運動もこの時期は控えましょう。
尿漏れ以外に現れる症状とは?
ぽっこりお腹や腰痛にも影響が
骨盤底筋が弱ると、尿漏れや頻尿の他にも、ボディラインが崩れやすくなるとも言われています。
ぽっこりお腹やタレ尻、猫背や、太脚など。その他、肩こりや腰痛が慢性化したり、浅い呼吸にも影響があると言われています。
さらには、臓器脱がおきることもあり、生活スタイルが変わってしまうことも少なくありません。
まとめ
妊娠・出産がきっかけで、始まることの多い尿漏れですが、出産後1年ほど経つと治まることが多いものの、年齢を重ねるとまた尿漏れが始まるケースがたくさん見られます。尿漏れの症状が出ている人はもちろん、症状が出ていない人も、骨盤底筋を鍛えることを習慣にして尿漏れに悩まない体作りをしたいですね。